池川神楽
池川神社社家・安部家を中心に伝承され、長い伝統を持った神事芸能です。文禄2年(1593)の奥書のある伝書『神代神楽伝記』により少なくとも400有余年伝えられてきました。
演目は14通りあり、中でも「児勤の舞」は土佐神楽の中でも池川神楽にのみ見られる特異な舞です。
昭和55年、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
演目は14通りあり、中でも「児勤の舞」は土佐神楽の中でも池川神楽にのみ見られる特異な舞です。
昭和55年、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
- カテゴリ
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- 伝統芸能
- 活動内容
- 国指定土佐の神楽のひとつで、池川川沿いの大野、用居、桧生などの集落の秋祭りに奉納されていたものであるが、過疎、氏子数の減少により現在定期的に奉納されているのは池川の池川神社で11月23日のみとなっている。 宮祓(みやはぎ)、悪魔払い、和卓(おしき)、神迎え、二天、手草、児勤(こきん)、天岩戸、四天、長刀、山主、将軍、王神立神儀、太鼓鎮めの演目からなる。 舞台天井には神宿りに相当する飾り物はないが、四方には見事な切り抜き紙が張り巡らされている。 託宣をしている翁神を思わせる黒翁面の古吟の舞は注目される。 衣装は華麗であり、雅楽の冠り物である黒兜を着用するなど土佐の神楽では優雅な趣をみせている。 池川の社職阿部家を中心に継続されてきたものであるが、その経緯については定かではない。 池川神楽保存会によって継承されている。
- 活動拠点
- 高知県吾川郡仁淀川町下土居 池川神社
- 設立時期
- 現在の池川神楽の保存会 昭和55年2月11日に結成 (池川神楽保存会昭和33年4月1日に結成、新組織発足後廃止)
- 代表者名
- 池川神楽保存会 会長 馬詰 正
- 備考