泉川長者花取踊り保存会
二百年以上の歴史を持つ民俗芸能である「川又の花取踊り」は、仁淀川町泉川、長者地域で伝えられており、川又八所神社などの秋祭りに境内で演じられてきました。この踊りは、大太刀九人・小太刀九人・獅子駒二人・鼻高面二人・太鼓二人で演じられる真刀を使っての勇壮な武者踊りで、衣装の豪華壮麗さに特徴があり、昭和四十年六月には高知県の無形民俗文化財に指定されました。
しかしながら、最近では人口減少による踊り手不足などで奉納できない状態が続いてきました。
伝統を絶やしたくないと平成元年に発足した「泉川長者花取踊り保存会」も、踊りの保存伝承活動に苦労してきましたが、今この時期にやらなければ、廃れてしまうとの危機感から、平成二十三年十月三十日、十数年ぶりに川又八所神社で全演目(所要時間約四時間)が奉納され、真剣なまなざしで堂々と踊る子どもたちの姿が、小雨のなか集まった大勢の観衆に感動を与えました。
後継者を育て、花取踊りを守り続けることにより、地域を元気づけていこうと、保存会の皆さんの活動は続きます。
しかしながら、最近では人口減少による踊り手不足などで奉納できない状態が続いてきました。
伝統を絶やしたくないと平成元年に発足した「泉川長者花取踊り保存会」も、踊りの保存伝承活動に苦労してきましたが、今この時期にやらなければ、廃れてしまうとの危機感から、平成二十三年十月三十日、十数年ぶりに川又八所神社で全演目(所要時間約四時間)が奉納され、真剣なまなざしで堂々と踊る子どもたちの姿が、小雨のなか集まった大勢の観衆に感動を与えました。
後継者を育て、花取踊りを守り続けることにより、地域を元気づけていこうと、保存会の皆さんの活動は続きます。
- カテゴリ
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- 伝統芸能
- 活動内容
- 11月の地域の神社の秋祭りに境内で奉納されるが、過疎のため踊り子の確保ができず、秋祭りでの奉納は近年行われていないものの、踊り子を村内に求めて、村内外の催し物の際などに出演している。陣羽織にたちつけ、襷(たすき)がけで大太刀は鳥毛の冠り物、小太刀は烏帽子(えぼし)姿である。演目は、五方、切式、抜け太刀、柄付、巻太刀、車、ちがえ、鎌、薙刀、戻し、逆太刀、かたぎ、かたぎとんぼ、引け刀である。五方だけ2人相対して踊るが、その他は円陣になる。 歌に入るまでの所作には南無阿弥陀仏を唱える部分があり、花取踊りが念仏踊りの系譜であることを示している。楽器は締太鼓で、演目によって太刀、鎌、薙刀と踊り子の手にするものがかわる。佐川領主家臣恩田武衛八が里人に伝授したという。
- 活動拠点
- 高知県吾川郡仁淀川町大植 八所神社
- 設立時期
- 代表者名
- 備考